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第六戦鈴鹿を振り返って


前回の鈴鹿は色々な事がありました。

前の週に行ったテストではトップのより3秒近くも遅く本当にこれでレースになるのかと心配でしたが何とか前日の金曜日までにはトップタイムのコンマ3秒落ちの2番手までつめる事ができてきっとポールが取れるだろう!そう思って気合まんまんでした。 が、そんな気合がとんでもない形で出ちゃいました。

予選が始まって1周目にタイヤを温め、130Rでグリップ感を確認してシケインを抜けてアタックに入り1コーナーのブレーキングから2コーナーへと思った瞬間、突然フロントが流れてそのままグラベルに飛び出してまっすぐタイヤバリアに。相当なスピードでグラベルを爆走したらしいのですが乗っているドライバーは全然怖くなくそのままコースに戻れると思っていたらあっという間に壁に突き刺さってしまいました。

もちろんタイムはノータイムで左フロント側のサスペンションの交換というおまけつきでした^^;結局予選順位はブービーの15位!最下位じゃなかったのはもう1人ノータイムの人がいたからです。いろんな人に怒られたりもしましたが以外にへこんだりもしなく『明日があるさー!』って感じでした。今考えるとそんな開き直りが翌日の良いレース内容につながったかも知れません。

明けた翌日は前日までのくらーい空から一転して日差しガンガンの暑い一日でした。グリッドに着いてフォーメーションを終えたらもうイケイケモードで、スタートを無難に決めて2台を抜いて13位。そのままヘアピンで一気に2台抜きをかまして11位!のはずが立ち上がりで並ばれて12位。そのまま1周様子を見ていると前の車がスプーン出口でミスをしていたのですかさず裏ストレートでアウト側から並びかけたんですが130R手前で押し出されてしまいそのまま130Rもグラベルの上を全開で走りぬけちゃいました。これが後になって大変なことに、、、。

それから中盤までにヘアピンで2台抜き他車のコースアウトにも助けられ気がついたら7位で4番手争いのすぐ後ろまで迫っていました。このころからちょうど3周目に130Rで積み込んだ草のおかげでラジエーターに風が当たらなくなって水温が上がりすぎしまいエンジンパワーが落ちていることに気がつきました。コーナーでは追いつくのにストレートでは追いつかない、辛いと感じながらも徐々に追いつきシケインでは勢いのあまり前の車に追突するくらいまで追いつきました。そのまま勢いに乗ってスプーンの進入でアウトからかわして6位、その直後前を走っていた車がスピンして難なく5位。残念ながらそこで時間切れでした。


今回のレースは初めてちゃんと『抜くレース』ができ、日曜日に限ってはいい内容でした。反面予選がとっても悪かったのと、レースで芝生の上を走って自分の首を絞めてしまったことなど今後の課題がまた増えた3日間でした。

次のレースは1ヵ月後の美祢、その間にみっちりトレーニングをしてそろそろ台の一番上に乗りたいと思っています

2002年8月29日
池田大祐

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