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開幕戦


2003年も昨年同様、我がザップスピードから「ZAP おかしの森 トリイFT」というエントラント名でフォーミュラトヨタシリーズを戦うことになりました。今年は、2年目ということもあり昨年培った経験を生かしシリーズチャンピオンを目指しますので、今年も応援を宜しくお願いいたします。

 とうとうやってきました開幕戦は、ここ岡山県TIサーキット英田で例年よりも遅めの開幕戦を迎えました。シーズンオフにモノコック強度アップのためにマシン回収をしたのでレースまではシェークダウンで1日走っただけで十分な走りこみができなかったのとTIサーキットは初走行であったため、監督・田代さんとともに月曜日にマシン搬入をし、サーキット入り。

ここから1週間の合宿!?が始まった・・・。

レースウィークに入ってからいや〜な感じの天候が続いていたのに、予選日には暑い日差しが!予選序盤に僕のタイムがサーキットのレコードタイムを更新。(実は前回、ここTIでF-TOYOTAが行われたのが、95年のこと、それからはマシンの性能も上がっています)しかし、直ぐに他の選手達がタイムを次々と更新。僕は、あせらずにクーリングラップを間に挟み、タイヤの様子を見つつアタックへ。しかし、トップ#8の選手が1’31秒台のタイムをだし2位の選手もそれに近いタイムを出していたため僅か届かずに惜しくも3位に。それからも暑い天候による路面温度の上昇から、思うようにタイムが伸びずに、結局エッソウルトラフローの2台に続く3位にて予選を終えました。

 レースウィークに入ってからのバタバタを考えると上出来なの
かもしれないけど当然ポールポジションを狙っていたので、悔しかった・・・。

 結局心配されていた雨の影響をまったく受けずに、暑い日差しの下決勝時間が近づいてきた。予選結果から今回の決勝は、セカンドローの3番グリッドからのスタートとなる。
トップの選手からはコンマ4秒落ち、十分にトップを狙える位置だしレースは3.703Kmの距離を17周するので、得意のスタートを決め、おちついて戦えば勝利は見えてくると思う。

 時間通りにスタート進行が行われ、かな〜り速いオープニングラップを周回しスタート位置へ。今回初めてスタートシグナルが「ブルー点灯方式」から「レッド消灯」方式でのスタート方法だった。このスタート方法に慣れていなかったこともあり、いつもはきっちりと決まるスタートが今回はワンテンポ遅れあわやポジションを落としかけるという失敗をしてしまった・・・。
それでも1コーナーにはポジションアップを果たした#7小林選手、#8中島選手に続く3番目に飛び込んだ。その後もマシンのナーバスさをコントロールするときに、何度か細かいミスを繰り返してしまった。しかも後半型のセットにしていたため、序盤のタイムが伸びず、前との差が開いてきたが自分ではさほど気にならなく走行を続けた。

 レースも後半になってきた頃タイムも伸び始め、また前の2台が接近戦になってきたことからどんどん前との差が縮まってきた。コントロールラインを通過し、よしあと3周あれば追いつく!と猛追撃したのにもかかわらず実はこのとき「L1」のサインが・・・。そうL1とは、ラスト1周のサイン・・・。
それにも気づかずに追撃モードで、コントロールラインに帰ってきたときには、当然のことながらチェッカーフラッグが振られていました。

 結果は3位。去年の開幕戦と同じく表彰台にのったものの、今回は優勝を誓っていたのでとても悔しい結果でした。しかし今回のレースでは、得たものが多く、この悔しさをバネに次に生かしていこうと思います。

 次戦は6月15日の富士スピードウェイ。今回のかりは必ず返しますので、応援をお願いします。


2003年5月22日
池田大祐

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