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第2戦・富士


今回の第2戦富士スピードウェイは、レースウィークの水曜日からのサーキット入り。梅雨のために、連日雨や濃霧での走行でした。でも、金曜日の公式練習ではウェットのセッティングもまずまず決まり、2位・3位の安定したタイムをマークしていたので、「このままだったら予選もフロントロー獲得は固い!!」と思って挑んだ翌日の予選。

朝、起きたら路面はドライ。空は厚い雲に覆われているものの、時より太陽が見えるという何とも微妙な天気。分かっているのは、コンディションがドライであること。朝から昨日までのウェットのセッティングからドライ用へと変更を余儀なくされた。
 そして迎えた11時予選時間。予定どうりにピット出口が開かれ予選スタートがきられた。まずは、路面の状態とマシンのセッティングを確かめつつの走行。今回の予選時間は20分間。若干路面がぬれているところもあるが、慎重に走行しつつもこの短い時間に一発のタイムを出さなくてはいけない。

 いよいよアタックを開始!と気分を盛り上げた↑ところでトラブルやコースアウトするマシンがでているため 早々にコース上では黄旗が振られている。それでも戦闘力を失わないようにしつつ、時よりクール期間を入れできるだけ冷静に走行するようにした。なかなか一発のタイムがでない・・・。
 10分を過ぎたところで更にタイムアップを狙うためピットインしタイヤ交換を済ませ再びコースイン。上位グループが次々とタイムアップを果たしているが、僕は終始集団に悩まされ思うようにタイムが上がらない。あせる気持ちを抑えつつ最後のアタックに挑む。そしてこの日のベストタイムを更新するも、結局5位で予選を終えた。

 今回は、スーパー耐久のレースとの同時開催で路面のグリップがいつもと違うフィーリングに感じた。明日の決勝は3列目、イン側からのスタートだが、天候がどうであれ自分を信じて戦おうと思う。



 昨日の予選から一夜明け、早朝からサーキットは時より降る雨と濃い霧に覆われていた。雨だけならまだしもスターティンググリッドから1コーナーが濃霧で見えないため視界不良で、朝からのスケジュールが遅れに遅れていた。

 Vitzレースの走行も行われていないため、僕の走るフォーミュラトヨタの決勝も中止か!?との噂も囁かれる中、予定より30分遅れてコースインの準備が進められた。天候相手ではどうしようもないが、少々バタバタとコースイン。ダミーグリッドにつく。

 今回は、この悪天候の中スポンサーの方も応援に駆けつけていただいたので予選の順位を挽回しなくては!

 フォーメーションラップを終え、いよいよスタート!!出だしは良かったが加速で若干ロスし1コーナーには1台を抜き4位で飛び込んだ。そしてヘアピンでもう1台をかわし3位へ。この時前の2台がバトルし、#7中嶋選手がトップに立ち早くも離しにかかったので2周目のAコーナーで前を走る選手のテールにつきかわそうとしたところ接触しスピン・・・。
 僕は何とかコース上で止まった為レースに復帰できたが、断とつの最後尾へ・・・しかしここで諦めるわけにはいかないレースはまだ序盤、まだまだチャンスはある。ここらか猛烈な追い上げを開始。
 7周目には後続グループに追いついた。先ほどの接触でマシンにダメージを負ったはず、しかし決して負ける気がしなく次々とマシンをパスした。そして最終ラップ、ポイント圏内に届くことができなかったが9つポジションを上げ、11位でチェッカーをうけた。

 レース後戻ってきたマシンを見ると、右フロントウイングが曲がりノーズに突き刺さっていた。よくこれで走れたと自分でもびっくりしたと同時に、これで走れたんだからあのトラブルがなかったら勝っていたんではないかと悔やみ、また自信になった。

 今回は自分のミスで最後尾まで落ち、チームにも迷惑をかけてしまった。次の鈴鹿からはもう勝つことだけしか考えていない。
2003年6月17日
池田大祐

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