池田大祐 オフィシャルウェブサイト
ホームへ
サイトマップ

第3戦・鈴鹿


前戦富士が終わってから、あと少しの流れを自分の方に生かせない気持ちを振り払うため前にも増してトレーニングや日常生活をレースに向け挑んだ第3戦鈴鹿。
ここは僕にとってなぜか好きなサーキット。去年のFTでは予選は惨敗したものの決勝で10台抜きを披露したりと「レースをした!」といういい感覚があるのだ。

 土曜日は朝から小雨が降ったりやんだりとなんともはっきりしない天気。しかし予選開始時には、路面もすっかり濡れウェットコンディションでのスタート。タイムアップをし始めた頃から雨はやみ、困ったことにコース上では乾いてきた場所も・・・。
なんとも難しいコンディション。その状況でもウェットコンディションでのトップタイムをマークする。このまま予選が終わればよかったのだが、そう簡単にはいかずに、ストレートではチームから急遽ピットインのサイン。次の周でピットに入りタイヤをドライへ変更。

この辺りから急激に路面コンディションが変わり、いち早くドライタイヤへスイッチしていたマシンがタイムを大幅に伸ばしていたための決断。
ピットアウトの際から冷えたタイヤのためか微妙にマシンの不調を感じてはいたのだが、長いと思っていた予選時間はもうない。集中してアタックを開始したデグナーカーブ、突然マシンコントロールを失いコースアウト(>_<)勢いののっていたマシンはグラベル上をとび〜〜ウォールへ・・・

 遭えなく僕の予選は、このとき非情にも終了をむかえ、後半他車がドライタイヤで次々とタイムをたたき出すのを見ているしかなかったのです。結果はなんと15台中14位。難しい路面の状況を的確に読めなかったのと最後にトラブルが出たのは残念だった。


 昨日の予選同様にF-TOYOTAのが始まる時刻には雨が降り続きウエットコンディションでの決勝スタート。

 予選結果から僕は15台中、後方14番グリッドからのスタートとなった。(なんともシグナルが遠いことか・・・)雨のスタートのためある程度の混走が予想されたので、後方スタートだからこそ「いくしかない」というポジティブな考えしか浮かばない。後方グリッドに着くと一息置く間も無く間髪いれずにグリーンフラッグが振られレッドシグナルが消灯し、スタート。

水柱のため前が良く見えないし、前方ではスタートミスがあったのか1コーナーに向け前が詰まっている。行き場を探りながら、何台かをパスし1コーナーへ。昨日止まってしまった魔のデグナーでも1台を抜き、後で知ったけどコントロールラインに戻ってきたときにはスタートから6つポジションを上げて通過したらしい。
更に前をいく選手にも追いつくが、昨日もでた水温上昇のため思うようにタイムがでなくなりがらもラップタイムを持ち直し、最後まで諦めずに最終ラップ最終コーナーでインから抜きに行ったが、無理をして飛び出してしまい結局他車の脱落もあり7位でチェッカーをうけました。

 1周目で6台を抜くことができたことを考えると、ホントに予選結果が悔やまれました。今の走っている位置は本来自分がいる位置ではないと思っています。


 次の筑波は今までで一番パッシングポイントがなく予選位置が重要なサーキットです。練習までの勢いを予選、決勝に生かせる流れを作ることも自分の仕事だと考えよりいっそう頑張っていきますので、皆様応援を宜しくお願いしますm(_ _)m

2003年7月9日
池田大祐

←過去のダイアリーへ]