【Round17 予選結果】　【Round18 予選結果】　【Round17 決勝結果】　【Round18 決勝結果】　【ランキング】

前回の富士ラウンドから2週間明けて、ここ美祢サーキットで全日本F3選手権第17戦・18戦を迎えた。F3の世界戦であるマカオグランプリへの出場権をかけた大事な1戦となっている。
Ｆ３走行開始ごろには上空からパラパラと小雨が落ち始める不安定な天候のなかまずは第17戦の予選が15分間で開始された。3周の周回を走り、アタックラップに入ったところ、最終コーナーでコースアウトしたマシン回収のため、一時赤旗中断に。レギュレーション上、赤旗中断時の前の周までに出されたタイムが有効となるため、池田はこの時点でのベストタイムが取り消しとなり、この時点で11位となり、ここからの巻き返しに期待がかかる。赤旗が解除となり、そこから毎周にわたり自己ベストタイムを更新したが、トップからは1秒落ちの12位にて予選を終えた。

10分間のインターバルを空けての第18戦は、序盤から積極的に攻めていき、トップからコンマ5秒のところまで詰めたが、15分間の予選時間の後半にもなると各マシンタイムが伸び悩み、池田も同様で結局7番手から明日の決勝を戦うことになった。

金曜日から、いままでの自分の走りを一転したものにチャレンジしてみたりしましたが、なかなかまとめることができずに、17戦では12番手となってしまいました。18戦ではそんな中でも盛り返すことができたので上向きにはなってきていると思っています。マカオに向けて気合をいれた走りを決勝では見せたいとおもいます。今回からキリンさんをはじめ僕の横断幕を作っていただきました。それに恥じぬよう、がんばりますので応援よろしくお願いいたします。

午後になり全日本F3選手権第17戦の決勝時間が近づいてきた。既に行われた予選結果より池田は12番グリッドからのスタートとなる。雲行きが怪しい中、フォーメーションが開始されスタート。スタートでポジションを1つあげ11位でストレートに戻ってきた池田。しかし、レースは5周目についに降ってきた雨のため激しく動くことに。なんとトップを快走していた集団がコースアウト！なんとかコースに留まったマシンも次のヘアピンで相次いでコースアウト。ラップタイムも1'23秒台から40秒台まで落ち込み、各チームレインタイヤへの交換のきっかけを探っている状態に。多くのマシンがスリックタイヤのまま走り続ける中、池田の所属するトムスの判断はレインタイヤへのスイッチ。しかし、コースに戻った池田を待っていたのは乾き始める路面との戦いに。その中でポジションをあげ果敢に走ったのだがトップから1ラップ遅れの11位でチェッカーをうけた。このレースで3位に入った#36　J.P.De.Oliveiraのシリーズチャンピオンが決まった。

スタート後降ってきた雨のため、前方のマシンがどんどんコース外に飛び出していくのが見えていたので慎重にいったのですが、やはり自分もヘアピンで足をとられてしまいコースアウトしてしまいました。本来なら12番からのスタートでドライのままであれば、勝負圏はないはずなのに、スタート後の雨で前が飛び出しているのがみえていたのに、よってきた最大のチャンスを掴むことができず残念です。タイヤ交換はチームの判断により入りました。この判断は終わってみればコンディションがよくなってきたので残念な結果となってしまいましたが、あの時点では雨が強くなることも予測できましたし（実際にレース後には雨は本降りとなった）僕のあのポジションでは「賭けること」は必要だったと思うので、納得しています。

全日本F3選手権のドライバーズチャンピオンが決まった翌日である9月11日、第18戦の決勝が晴天の中行われた。昨日の予選結果から#38　池田は7番グリッドからスタートをきる。しかし、そのスタートでは後続の#14　Paolo Montinに先行を許してしまい、8番手にて1コーナーへ飛び込む。1周3.33キロにも及ぶここ美祢サーキットで30ラップにもわたって行われた決勝の序盤は、なかなか池田のペースが上がらずに#16　塚越らに激しく追い立てられる展開に。しかしレースも中盤に差し掛かると落ち込んでいた池田のラップペースも上がり、一気に後続を離しにかかる。更に一時は5秒ほども話されていた前を走るPaolo Montinを視界にいれながらも実に安定したペースを刻み、チェッカーを受けるときには2秒にまで詰める健闘を見せた。

レース後半にかけては、長丁場なものだったにもかかわらずに、安定したラップを刻むことができたのは、自分でも評価できる点だとは思います。しかし、予選の順位が落ち込んだこと、前半特にスタート直後のペースが遅い点はなんとしてでも改善をしなくてはいけないものだと思います。マカオの出場権は逃す結果となってしまいましたが、来期に向けもてぎが最後のチャンスとなるので、いいアピールをしていきたいとおもっています。