土曜日もっとも最後のレースイベントとして行われた全日本F3選手権 第7戦決勝。
天候は今にも雨粒が落ちてきそうな中、スタート進行がスタートした。どのピットにもいつ雨が降ってきてもいいようにレインタイヤが万全に用意されている。
決勝に向けてセッティングを変更したという池田。いつものように落ち着いた表情でグリッドにつきスタートがきられるのを、じっと待つ。全車フォーメーションを終えいよいよスタート。得意のスタートで中嶋に襲い掛かる池田。一周目の周回で中嶋を捕らえポジションをアップしたのだが再度中嶋にかわされ、4番手に落ちてしまう。なんとしてでもトップにたちたい、追いつきたい池田は中嶋にかわされ前を走る横溝を早く攻略しようと焦ったのか、痛恨のミスを犯してしまい最後尾へ転落。幸いにもマシンにダメージはない模様で、最後尾から怒涛の追い上げを魅せる。
しかし、15周のレースはあっという間に最終周を迎えてしまい、池田の追い上げは7番手の選手にあとわずか0.001秒差の8番手でチェッカー。レースを制したのは、スタートでトップに立ち終始譲ることなくチェッカーを迎えた#36オリベイラ。それに中嶋、横溝が続き、期待されたトムスの表彰台独占は明日の第8戦に持ち越すことになった。
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