第7戦目となるスーパー耐久シリーズに池田大祐の参戦が決まりました。チームは今年第1戦と同様に#36 MAZIORA SPIRIT ALTTZAで黒澤琢弥選手とドライブします。

金曜日の練習走行を経て、肌寒さを感じられる宮城県SUGOで土曜日の予選を迎えた。まずは、ドライバーズ予選（各ドライバーが基準タイムをクリアするもの）からスタート。前半に黒澤選手がドライブし、池田に交代。ややポツポツと小雨が落ちてくる中で池田はレースウィークのベストラップをマーク。同時にST5クラスでも堂々のトップタイムをマークする。そのため、監督、チームの判断で、午後のグリッド予選を急遽黒澤選手より池田へ交代。池田が予選アタックを勤めることとなった。

そして午後のグリッド予選を迎えた。雨は本降りとなり、ウェット宣言が出される中でのアタック。まずは、様子を見ながらの走行が続き、タイヤが温まり、クリアラップを確認してアタック。しかし、混走の中で行われる予選に池田の調子が合わず、タイミングがつかめない。午前と午後との路面の変化に対処する前に予選アタックが終了時間を向かえ決勝は総合23番手、クラス4位にてスタートをきることとなった。

再び、このクラス、このチームでレースができることに感謝しています。開幕戦以来のS耐で、その間F3しかレースをしていなかったので、緊張もしましたが、今年はネッツさんらの色々なイベントでサーキットなどを走る機会に恵まれていたので、それらが生かされているなと金曜日からの走行で感じました。
ドライバーズ予選では、いい感触を掴むことができ、自分でも満足のいく走行ができたことで、結果もついてくることができました。午後のアタックは、当初走る予定ではなかったのですが、午前の結果から任されることに。午前と午後とのタイヤ、天気、路面状況などの変化にしっかり自分が対応しきれなかったことで、せっかくのアタックが悔いの残るものとなってしまいました。明日の決勝ではぜひ、開幕戦の雪辱を晴らしたいと思います。

朝一に行われたフリー走行やサポートレース時には時折雨が降ってくきたものの、次第に好転しスーパー耐久第7戦がSUGOで日が差し込む中決勝を迎えた。クラス4番手からスタートする#36 MAZIORA SPIRIT ALTTZAは黒澤琢弥選手がスタートドライバーを勤めた。レース序盤は黒澤選手の猛烈なプッシュであっという間にクラストップに浮上、しかしST5クラスは早々にリタイヤを喫してしまった#17 NGS&RUNUPキーパDLインテグラを除いた3台がテールツゥーノーズの戦いを繰り広げ、一瞬足らずとも気の抜けないレースが続く。

はじめに動いたのは#36 MAZIORA SPIRIT ALTTZA当初の予定通りに61周にドライバーを黒澤選手から池田へ交代。その間のピット作業は約1分間。続いて#37 ARTA F.O.Sアルテッツァがピット作業53秒ほどで峰尾選手から長島選手へ交代しレースへ復帰。最後まで粘った#80 ネスト with アペル YHが結局クラス首位をキープしレースに復帰した。このピット作業で給油中に作業をしてしまった#36 MAZIORA SPIRIT ALTTZAにドライブスルーのペナルティが。続いて首位を走行中の#80 ネスト with アペル YHが接触のためクラス3番手へ後退。そのため首位にたった#37 ARTA F.O.Sアルテッツがこのままゴールするかと思われたが、レース後半でペナルティのため10秒ストップを科せられる。結局、ドライブスルー後も堅実に走っていた#36 MAZIORA SPIRIT ALTTZA　黒澤・池田組が首位に浮上し、そのままゴールを迎えることとなり、池田は今季嬉しい初首位の栄冠を受けとった。

ほんっとに嬉しいです。レース中は無線でも状況を聞いていたんですが、急に「しっかり走れ」と言われたもので、何？って、聞き返したら「お前がトップだ」と。今季一番高い位置に上がっていないしこの位置（表彰台のトップ）に立てたのは、FT以来ですから。今回いろいろとS耐の走りについて教えていただいた黒澤さんや、関谷さん、監督、もちろんチームにも感謝しています。このレースで学んだことは大きく、F3にも生かして最終戦もガンガンいきたいと思っています、ほんとにありがとうございました。