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2004 全日本F3選手権 Round3-4
筑波サーキット
http://www.jasc.or.jp/
茨城県結城郡千代川村村岡字西原159
TEL:0296-44-3146

全長:2.045km
コース幅:10〜15m

Round3 予選結果】 【Round4 予選結果】 【Round3 決勝結果】 【Round4 決勝結果

Round3公式予選レポート



初夏を思わせる26度という気温の筑波でF3第3戦と4戦の予選が行われた。
コースオープンと共にコースに飛び出したのは、ここ筑波ラウンド用に新パーツを投入したLOLA-童夢勢の#33池田とチームメイトの#32小早川。昨日の公式練習でも総合7番手タイムをマークした池田に期待がかかる。

前半戦各車順調に走行を重ねる中、池田が52秒台中盤のタイムで第3戦予選を引っ張っていく。池田に続くのが、#10オリベイラ、#4クインタレリの外国人勢。限られた15分間の予選時間も半分を過ぎたあたりから、タイムに動きが出始める。#10 オリベイラ、#1アンティヌッチ、#4クインタレリが次々と51秒台へタイムアップを果たし、周回ごとにタイムが入れ替わるという3つ巴の戦いとなった。

しかし終盤に入ると、この3つ巴の戦いに割って入ったのが・・・#33池田だった!51秒台のタイムをマークし、猛然と3者に戦いを挑む。結局、最終周でアンティヌッチからオリベイラがトップタイムを奪いPPはオリベイラの元に。
好調の池田は、第3戦の予選を日本人最高位の4番手で終え、午後の決勝に挑むことになった。


2004.4.10 全日本F3選手権Round3公式予選 【Fine/Dry】
pos Driver Team/Car Time
1 J.P.オリベイラ Honda・M-TECF106 51.764
2 R.アンティヌッチ WOODONE トムスF304 51.813
3 R.クインタレリ INGING F303 51.856
4 池田 大祐 SSR・DeODEO・F106 51.992
5 番場 琢 DYNACITYトムスF304 52.012
6 横溝 直輝 INGING F303 52.103
7 中嶋 一貴 FTRS トムス F304 52.127
8 山本 左近 トムス F304 52.194
9 武藤 英紀 Honda・戸田FIGHTEX 52.228
10 柳田 真孝 ThreeBond 52.241

Round4公式予選レポート



第3戦の予選終了から10分間のインターバルをおいて第4戦の予選が開始された。
ここでも第3戦を4番手で終えた#33池田が一番にコースに飛び出し、開始早々から51秒台にタイムを入れ、池田のペースで予選が進んでいく。

それを打ち破ったのが池田と同じLOLA−童夢のシャーシを操る#10オリベイラ。先ほど行われた第3戦のトップタイムをあっさりと更新すると、またもや#1アンティヌッチ#4クインタレリの第3戦上位陣もオリベイラに続く。

前戦が上位陣4台が51秒台だったのに対して、第4戦では10台が51秒台のタイムで終えるという僅差での戦いとなった。池田も集中力を高めつつ健闘したが、第4戦では#3横溝、#36番場もタイムを伸ばし結果彼らに続く6番手タイムで予選を終えた。PPは#4クインタレリでそれに#10オリベイラ、#1アンティヌッチと続く。

「筑波に入って練習走行から調子はよかったんですが、今日を迎えて更に調子いいです。筑波は短いコースなんで、タイム差があまりないので予選の重要性を考えるといい位置にいると思います。とにかくスタートを決めて結果に残したいです。」と笑顔で語る池田。波に乗り始めると驚異的な力をだす池田とチームの力をここ筑波で爆発させてもらいたい。


2004.4.10 全日本F3選手権Round4公式予選 【Fine/Dry】
pos Driver Team/Car Time
1 R.クインタレリ INGING F303 51.351
2 J.P.オリベイラ Honda・M-TECF106 51.450
3 R.アンティヌッチ WOODONE トムスF304 51.471
4 横溝 直輝 INGING F303 51.589
5 番場 琢 DYNACITYトムスF304 51.637
6 池田 大祐 SSR・DeODEO・F106 51.767
7 山本 左近 トムス F304 51.773
8 中嶋 一貴 FTRS トムス F304 51.806
9 武藤 英紀 Honda・戸田FIGHTEX 51.940
10 柳田 真孝 ThreeBond 51.962


Round3決勝レポート



予選終了から3時間が経った15時30分、今日のメインイベントであるF3の第3戦決勝が始まった。#33池田は今日の予選結果から今期最高位スタートである4番グリッドからスタートをきる。

「緊張した」という池田のスタートはいつもの切れがやや欠け、1コーナーまでに#36番場に抜かれ前半を5番手で走行する。スタート直後の前半戦こそは、後続に攻められる場面も見受けられたが今年F3にステップアップした池田は、確実に精神面も向上し終始落ち着いて前のみを見てレースを走っていた。
一時期前が離れ、後ろに追いつかれていた池田だが、じわりじわりと#36番場との差を詰め始め、後続も離しにかかる。

ラップタイムも上位の1−2番手の選手とほぼ同ラップで走り、懸命に前を追った池田は終始安定したタイムを刻み、結局他車の脱落もあり#1アンティヌッチ、#10オリベイラ、#36番場に続く4番手にてチェッカーを受けた。

「久々にスタートで緊張しました。(表彰台に立てず)惜しかったですね、悔しいです。でもミスも少なく走れ、上位を走ることで自信にも繋がりました。明日の決勝も(周回数45周と長いけど)落ち着いて集中力を切らすことなく頑張ります。」と語った池田。
今日の走りでサーキットは一気にルーキー池田に注目が集まった。彼ならこれを力にして明日の決勝後も笑顔を見せてくれるだろう。


2004.4.10 全日本F3選手権Round3決勝結果 【Fine/Dry】
pos Driver Team/Car Time/Best
1 R.アンティヌッチ WOODONE トムスF304 --
2 J.P.オリベイラ Honda・M-TECF106 0.622
3 番場 琢 DYNACITYトムスF304 7.553
4 池田 大祐  SSR・DeODEO・F106 9.741
5 山本 左近 トムス F304 13.114
6 横溝 直輝 INGING F303 13.621
7 中嶋 一貴 FTRS トムス F304 14.275
8 武藤 英紀 Honda・戸田FIGHTEX 17.233
9 F.カルボーン ThreeBond 17.886
10 柴田 裕吉 BARDILUSSO DTM 32.372


Round4決勝レポート



朝から昨日と同じような晴天で迎えた日曜日であったが、F3の決勝が始まるころには雲が出始めた。

少々予定時間を押しての決勝が開始。全車ストールもなくフォーメーションラップが開始された。昨日の予選から、#33池田は6番手からのスタートをきる。

いよいよ注目のスタート。今日の池田はまたも得意のスタートにキレが見られず1コーナーまでに1台に抜かれ7番手での走行。筑波ラウンド45周のレースでは何があるかわからない、池田はあきらめることなく前のみを見て走る。しかしレース序盤、昨日の予選をアクシデントのため走ることができなかった#12カルボーンが最後方から脅威の追い上げをみせ、あっという間に池田の後方まで迫る。
レース序盤から#33池田と#12カルボーンとのテールトゥノーズの戦いが繰り広げられる。ファステストラップをたたき出しながらカルボーンは池田に襲い掛かかり、サーキットのいたるところで激しく戦い、お互い一歩も引くことがない。そんな白熱した戦いが実にレースの半数以上も続き、息を呑む間もない。

結局ファイナルラップまで池田はカルボーンを押さえきり、第4戦は結果7番手でチェッカーを受けた。「後方からカルボーン選手が迫ってきて、自分の後ろにつかれるまで、あっという間だった。それからのレースはただただ長かったです。」とマシンを降りた池田は心身ともにつかれきり、言葉少なめに語った。

ここ筑波で自信をつかんだ池田のシーズンを通しての戦いに注目が集まる。


2004.4.11 全日本F3選手権Round4決勝結果 【Fine/Dry】
pos Driver Team/Car Time/Best
1 R.クインタレリ INGING F303 --
2 R.アンティヌッチ WOODONE トムスF304 0.352
3 番場 琢 DYNACITYトムスF304 1.806
4 横溝 直輝 INGING F303 5.381
5 J.P.オリベイラ Honda・M-TECF106 5.923
6 山本 左近 トムス F304 6.852
7 池田 大祐 SSR・DeODEO・F106 8.435
8 F.カルボーン ThreeBond 9.006
9 中嶋 一貴 FTRS トムス F304 10.100
10 武藤 英紀 Honda・戸田FIGHTEX 19.898